黙って見守っていてくれてありがとう

パパへ

海外で働いています。今回のコロナ騒動で家族親戚からは帰国しろと言われますが、控えめに言っても日本よりずっと対策がきちんとしているのに、何も知らずに日本が安全と思い込んでいるようです。何よりこの国が好きだし、まずいちばんに首相含めたお偉いさんお三方が給料返上で対策にあたっていること・国民が混乱したり殺伐としたりするわけでもなくただただ徹底して生活していること・こういう温かい国にいられて本当に幸せ思っているので、都合が悪くなったから帰る、というのは嫌で、恩返しできるまでこの国にとどまりたいなと思いからの決断でした。
家族が何も知らずに海外＝危険(自分たちが知らないから)という図式で帰国するよう言ってきて、上記のような心の内もなんだか話したくないと落胆する中、パパだけは
「まあ、本音は帰りたいと言って今すぐ戻って来て欲しい気持ちだけど、お前のことだから今のお前の生活を叶えてくれたこの国への恩義みたいなものもあるんだろう。でも何か危ないと思うことがあったらすぐ逃げるように」と。
愛情があるから心配になるというのは少し疑問で、それを超えて愛情があるから、私の人生や選択を全面的に信頼してくれていることに大きな感謝があふれてきました。
ありがとう！

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