天国の伯父さんへ

伯父

こんにちは、お久しぶりです。もう会えませんが、もう一度会いたかったです。私たち夫婦だけで父の実家方面に帰省したその節は大変お世話になりました。その時、すでにガンを患っていて体調も思わしくなかったと思いますが宿泊していた宿まで顔を出してくださり色々なお話を聞かせてくれてとても楽しかったです。伯父さんのこれまでの人生に起こった出来事を一通り話してくれましたね。なぜそんな話を私達夫婦にしてくださったのか今ならわかる気がします。きっと自分の死期を感じていてだれかに自分の人生を話して起きたかったんですね。その後、宿を出て近所の神社に一緒に参拝しに行ったとき「神様、もう少しだけ生かして下さい。お願いします」手を合わせながら独り言のように呟いていた伯父さんの顔をが今でも忘れられません。その後、伯父さんは次の日の夕方帰る予定だった私達に残りの時間も楽しめるようにと自前の地図を広げて観光案内をしてくれましたね。おかげで次の日も帰る道すがら観光をして楽しく旅を終えることができました。出来ればもう一度、私達夫婦の子供をつれて会いに行きたかったですが残念ながら間に合いませんでしたね。会って、娘を伯父さんに抱っこしてもらいたかったのですが叶いませんでした。遠望だったため生前はなかなか会うこともできずあった回数も数えるほどだったかと思うのですが、大好きな叔父さんでした。最後に一緒にとった参拝した神社の前で撮影した写真は私の宝物です。本当にありがとうございました。

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