あなたは最高の理解者です

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離れて過ごすお母さんへ

22歳のとき、あなたの反対を押し切って上京しました。家族が離れ離れになるのはさみしい。そう言っていましたね。中学校までは従順な娘でした。高校生になってこれからの受験や勉強、家のしきたりに押しつぶされそうになって不眠症になったり、不安定になってベッドで泣いていた時、そっと見守ってくれていました。受験の追い上げシーズンには私の大好きなお菓子とココアを夜食に出してくれました。

大学生になってからは反抗期が一気に進んでしまい、あなたと顔を合わせることはなく、たまに顔を合わせれば喧嘩ばかり。つかみ合いの喧嘩になった挙句あなたは過呼吸で、私はパニック発作で自傷行為。家族総出で仲裁に入ってくれたことを覚えいています。でも、いつでも私のしたいことを尊重してくれました。髪の毛を染めたい、化粧をしたい、ピアスを開けたい、派手な服を着たい。愚痴を言ってはいたけれど許してくれていましたね。

今、離れて生活して6年がたちます。こちらでの生活はとても楽しいです。たまに電話をする時には1時間以上も電話をしてますね。帰省するときには私の大好きな場所にいつも連れて行ってくれますね。私の体調が悪くなるたび、帰っておいでいつでも待ってるからと優しく諭してくれています。

でも、お母さん、遠くで離れて生活しているから初めてあなたの大切さに気づいたんです。近くにすんでしまったら、もっと甘えてしまう。もうちゃんと自立しなければという気持ちが緩んでしまう。。だから、もう少しこちらで頑張らせてください。

遠く離れたお母さん、毎日会えないけど、あなたの娘でよかった。
産んでくれてありがとう。元気で過ごしてくれてありがとう。

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