- 02 お父さんへのありがとう
- 2020.01.29
ありがとう。
Ryoちん
父さんへ
父さんへ。
いつも仕事で家にいない父さん、休みの日は寝てる父さん。
そんな父さんが昔は嫌いでした。
朝から晩まで働いてることなんてどうでもよくて、ただ一緒に遊んでくれないのがすごく気に入らなかったのをよく覚えています。
それでもそんな父さんが僕が6年生の時、習い事の野球の試合へ遠くても朝早くてもいつも見に来てくれました。
病弱な母や小さな弟や妹たちは来れないけれど、父が来てくれるから。
そんな感情で僕は最後の一年間を頑張りました。
あまり試合にも出れず、ヒットも最後の大会の最後から3つ目の試合まで一本も打てず、泣きながらずっとバットを振るのを見ていろんなことを教えてくれたおかげで、ようやく打てた一本。
フェンスの向こう父さんにガッツポーズをしたら泣いていたのを今でも覚えています。
離婚して母について行ったものの、辛い目に遭って学校に行けなくなった時
同時に父さんは癌と闘ってたね。
何も知らなくて会いにもいけない親不孝の僕に、全部解決してから「実は…」と話し始めた父さんに本当に涙が出ました。
隠さないで頼れる息子になれなかった悔しさからそれから頑張ったら次は僕が病気で倒れて、2人して笑って
「お互い頑張りすぎも良くないな」って笑い合ったのを今でも覚えています。
いつもタバコを吸いながら阪神戦を見て手に汗握っていた父さんに感謝を伝えたいです。
離婚して離れて暮らしてるけど、今でもずっと感謝してます。
また今度あったらタバコを吸いながら野球とバイクの話をしましょう。
ありがとうお父さん。
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