言わないでいてくれて

娘

「母ちゃんかわいいよ」「母ちゃんのこと全部好きよ」といつも褒めてくれる娘。とてもおしゃべりが上手で保育園であった出来事、嬉しかった出来事、悲しかったこと、辛かったこと、なんでもお話ししてくれます。
それにお家にいる時も、黙っている時がないほど、たくさんたくさんおしゃべりしてくれます。
あーこんなに今はお話ししてくれるけど、いつか小学校に入って、そして中学生になり、、思春期を迎えたりすると、口をきかなくなったりする時も訪れるとのかな？と早くも寂しくなってしまうことも。
でも今は「なんでも話してくれる」環境を大切にしていこうと思っていました。
ところが先日ふと、小学校に上がる話になり、楽しみか尋ねたらところ、「小学校には行きたくない」と言います。「なんで？きっと楽しいことがまってるよ」と言う私に「だって、母ちゃんと離れたくない」という娘。それは私も同じ。でも、離れているのは、保育園に通う今も同じ。今も寂しいながらもとても頑張ってくれている。だから「それは今も一緒じゃなあい？」と聞きました。
すると「もうこれ以上はこの話したくない」というのです。「泣いてしまうから」と。わかっていたつもり。でもあらたてて娘の寂しさを実感しました。
なんでも話してくれる娘の「話さないこと」。その奥に隠れた優しい思いやりに、ありがとうと伝えずにはいられませんでした。

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