- 02 お父さんへのありがとう
- 2019.08.28
留学することを許してくれてありがとう
お父さんとお母さんへ
私は若い時に色々と悩んでいたことがあって、それを払しょくするために思い切って、自分でお金を貯めてアメリカへ留学することを決意しました。
ですが、そのことを両親に話してみると、すごく反対されました。なぜなら、その少し前にアメリカに留学していた学生が殺害されてしまう事件が起こって、それが日本でも放送されていたからです。そのニュースを見て、私の両親は私のことが心配になって、アメリカに行くのは止めなさいと言われてしまいました。
私はそれを聞いてショックだったのですが、私の意志は強くて、必死にアルバイトしながらお金を貯めながら、一生懸命に英語の勉強を独学でしていました。そして家に居る時には出来るだけ、母の手伝いをしたり、家事を率先してやっていました。
そんな期間が1年ほど経ったある日、母が私に「アメリカで頑張って来なさい」と応援する言葉をかけてくれました。私はすごく嬉しかったです。母は私の意志が固くて、一生懸命にアルバイトと英語の勉強、そして家事の手伝いをしている私をずっと見て来て、私のことを応援する気になったみたいでした。
でも父からはずっと反対され続けました。母も私のために父と話をしてくれたり、私も気持ちを伝えたりしていたのですが、相変わらず、「行くな」の一点張りでした。
それでも私はアメリカに行く時期を決めて、様々な手続きをして、アメリカに旅立つことにしました。そしてその時、父も母も空港まで一緒に行ってくれました。そして父は空港についてからも、「本当にアメリカに行ってしまうのか?」と悲しそうに私に言いました。そんな父の姿を見て、ちょっと心苦しい気持ちにはなったのですが、「うん、行ってくるからね」と言って、私はアメリカに行きました。
お父さん、お母さん、私がアメリカに留学すると報告した時、すぐに反対しましたよね。私はそれを聞いてショックだったのですが、それでも私はアメリカに行く準備を進めて行きました。最初は反対していたあなた達ですが、実際に私がアメリカに行ってしまった後には、励ましの手紙をいっぱい送ってくれましたよね。それはとても嬉しいことでした。本当にありがとう。
お陰でそのアメリカ留学の体験は私の人生を好転させるものになりました。そして私は今、幸せに暮らしています。あなた達が最初は反対したけど、結局、私をアメリカに留学させてくれたお陰だと思っています。ありがとうございます。これからも宜しくね。そして長生きしてね。
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