１７年間家族を癒してくれてありがとう

ジョンへ

１７年前あなたは、私の実家で４匹兄弟として誕生しました。

唯一の男の子だったあなたは、わたし達の家族と暮らすことになりましたね。
名前はジョンと名付けられて、息子とともに家族のアイドルになりました。

まだ２歳だった息子は、突然あらわれた小さなジョンを見て大喜びでした。
おトイレのトレーニングを息子と２人で頑張りましたね。

部屋で２人でじゃれあったり、公園で一緒に走り回ったりして
毎日たくさん遊んでくれていました。
息子が転んで泣いているときは、心配して優しく寄り添ってくれました。

そんな優しいジョンがわたしもパパも息子も大好きでした。
ごはんを食べるとき、息子がジョンのまねをしたりして笑わせてもらいました。
昼間たくさん遊んだあと、夜は吠えたりもせずにおりこうさんでした。

息子よりも早く成長してしまうジョン。
だんだん走ることがなくなって、歩くスピードも遅くなりました。
それでも毎日の日課の散歩は大好きでしたね。
わたしもあなたの散歩のおかげで運動不足を解消させてもらっていました。

息子は学校の人間関係で悩んだ時、受験勉強で行き詰った時はジョンをなでておやつをあげるのが習慣でした。
あなたにいつも励まされて、癒されていたんでしょうね。

歩くことも出来なくなって、ごはんも流動食になり静かに晩年を過ごしていたジョン。心配で家族で出来るだけ世話をしながらみまもっていましたが、寝たきりになったから２週間後の朝、あなたは目を閉じもう動くことはありませんでした。

おおきな病気もせずにいつもわたし達家族に優しくしてくれてありがとう。息子に命の大切さを教えてくれてありがとう。

家族３人ジョンがとても大好きでした。

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