いつまでも変わらない思いやりをありがとう♡

おじいちゃん、おばあちゃんへ

小さい頃から、おじいちゃん、おばあちゃんの家に行くと、いつも美味しいご馳走がならんでいました。

ご飯を食べたらデザートが出てきて、それも食べたらおじいちゃんが「お野菜取りに行こう！」と言って、家の近くの畑へお野菜をとりにいきました。
普段苦手なトマトもなぜかおじいちゃんの作ったものなら甘くて食べられました。

私が高校生くらいになると、アルバイトを始めてなかなかおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くことがなくなりました。

だけど、私が成人して父が亡くなった時おじいちゃんと久しぶりに会った時、あの頃と変わらない優しさで包んでくれました。
何も言わず、ずっと私の手を握ってくれてたおじいちゃんとおばあちゃんの手は昔よりも小さくてシワシワになっていました。

それから私も結婚し子供を産んで、三児の母になりました。

結婚してからは毎年シーズンごとにお野菜を送ってくれるおじいちゃん、そのダンボールの中には必ずお菓子が入っていて、おばあちゃんがひ孫達のために選んでくれたんだなぁと思うと温かい気持ちになります。

今年、88歳になるおじいちゃんと85歳になるおばあちゃん、お盆に家族で遊びに行くと私が子供の頃のようにご馳走がならんでいました。

ご飯とデザートを食べると、おじいちゃんがひ孫達に、庭の畑に「野菜取りに行こう！」と言って立ち上がった時、腰が曲がっていたけど、おじいちゃんはあの頃のまま、優しくて子供が大好きなおじいちゃんでした。

「若い子が好きな味じゃないかもしれないけど」と言って出してくれたおばあちゃんの手料理は私の大好きな味でした。

おじいちゃん、おばあちゃん、いつもありがとう。これからもできれば長く長く、元気でいて下さい。

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