いつも愛情をくれてありがとう

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妻へ

先日健康診断を受けて来ましたが、結果は、赤文字で「要検査」でしたね。
特に、血中コレステロールの欄には、ご丁寧に数値まで赤文字です。
これには、さすがに見て見ぬ振りも出来ず、薬の服用と食事療法を勧められました。と、言うより“強制命令”です。

歳も歳なので、ある程度の異常があると覚悟はしていましたが、コレステロール値の異常になれば血管に繋がる疾病が怖いので落ち着いている場合ではありません。
結果を見たあなたは、見る見る顔つきが変わり私に「タバコもお酒も止めて下さい!食事は野菜中心に肉類を控えます。」との事でした。

酒、タバコ、肉、全ての楽しみが、赤文字で記載されたコレステロール値と医師からの忠告で一瞬にして消え去りました。
あなたは、私が何を言っても聞く耳持たず、ただひたすら医師の説明を聞いていましたね。
「あ~、帰ってから怒りの言葉がマシンガンのように飛んで来るのか。」と、汗ばむ額をぬぐっていました。

長年の不摂生が重なり、このような事態を招いたのは自業自得です。
血管疾病の怖さは「破裂」と言う二文字で、脳梗塞や脳出血などなど、数多くの血管疾病が考えられます。
まして、歳を重ねる度に脳疾患への発症確率が上がる中で、さらにその確率を上げてしまう要因を作ってしまったのですから、あなたの形相が変わるのも当たり前です。

年に一度の健康診断が、疾病要因の初期発見になっていることを改めて実感することになりました。
「自分は健康」と、思い過ごしていたことが間違いで有る事を知り、合わせて、あなたに心配をかけてしまったことに対する申し訳なさと、愛情があるからこんなに怒ってくれたと感謝の日々です。

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