他人でも惜しみなく愛情をくれた憧れの女性

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母の友人のAさんへ

私がいま、感謝したいと思う人は、母の友人のAさんです。
母親の友人に対して感謝ってどういうこと?と思われるかもしれませんが、諸々の理由があります。

私の母は、未婚の母です。
私は父のことを知りません。
そのことに関しては物心が付いたときに母が話してくれました。
生まれた時から父という存在がなかったので、特別辛いとかはありませんでしたが、母が苦労をしていることは子供心ながらに理解していました。

それでも明るく元気な母は友人も多くいました。
その中でも母とは中学生時代からの友人のAさんは、何かにつけて私たち母子のことを気に掛けてくれました。

三人で色々な所に遊びに出掛けたりもしたし、私の保育園、小学生時代には運動会にも応援に来てくれました。

たまには母とAさん二人で語らいたい時もあったと思いますが、どんな時でも私を一緒に連れて行ってくれました。

動物園、遊園地、ボーリング、海外旅行、温泉、周りを見渡せば父親という存在がいて、世間でいう家族揃って行くような所は、すべてAさんと一緒に三人で出掛けました。
そのため、私には父という存在がなくても、寂しくはなく子供ながらに一人前の女性になった気分で、女三人旅を気取っていました。

Aさんはいまでも独身でバリバリ仕事をしています。
私はもちろん母を尊敬していますが、密かにAさんに憧れています。
友人の子供に対して、惜しみない愛情を注いでくれたAさん。
血のつながりがなくても、その思いは私の中にちゃんと受け継がれています。

Aさん、いつも本当にありがとうございます。
ママとAさんは私の憧れです。

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