お菓子をくれてありがとう

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通学途中にある家のおばさんへ

私が通っていた中学校は2つの小学校が統合されたものだったため、私の実家からは遠い所にありました。なので学校には30分以上、歩いて通っていました。

大体、いつも近所の同級生と一緒に歩いて登校、下校していたのですが、その下校時には中間地点にある家のおばさんが、よくお菓子をくれました。その家の前を歩いていると、声がかかってお菓子を持ってきてくれるのです。

きっと家で食べきれない、余ったお菓子だったとは思いますが、中学生の育ち盛りでお腹を空かせていた私達にとっては、とても嬉しかったのを覚えています。お菓子はその日によって違う物で、甘い物だったり、塩気のある物だったりしましたが、何度かケーキも貰ったことがあります。ケーキは特にすごく嬉しかったです。

今の時代で同じようなことをしたら、警戒した方が良いと思いますし、もしかしたら問題になるかもしれないと思います。でもその当時(30年以上前)の私と友達にとっては、とても有難いことでした。そしてその後の自宅までの足取りが軽くなったのを覚えています。

あの家のおばさん、あの時はよくお菓子をくれてありがとう。お腹がよく空く中学生時代に、下校時にお菓子を食べることが出来て嬉しかったです。あれからずいぶん時は経ちましたが、あの時のことは楽しい思い出としてよく覚えています。本当にありがとうございました。

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