厳しかった上司

上司へ

私が働いていたところの上司は、とても厳しい人でした。そのため、最初に就職した時に、しまったと思ってしまったのです。こんな厳しい上司のところで働くことが出来るだろうかと、不安でいっぱいになりました。

その通り、毎日辛いことばかりでした。上司のことを考えると、腹がたって煮えくり返り寝ることができないほど、頭が興奮していることもありました。

その上司が、定年退職となったのです。その時は、本当に嬉しかったですね。その嬉しさは、やっと開放された、仕事が楽なるそんな気持ちです。

ところがいなくなり、職場を誰がまとめるの？という感じがします。上司が今まで、憎まれ役立ったので職場が団結していたところがあります。それがちょっとたるんでいる？と思うこともあるのです。

嫌いだった上司、しかしやっぱり好きかもと思うようになっています。今は自宅でひっそり暮らしているようです。職場で、怒鳴り声も嫌な雰囲気もなくなりました。しかし少しさみしいのです。

上司、今までありがとうございました。ぴりっとした職場が嫌いだったのに、今はとてもその職場を求めています。おかしなことですね。

鍛えてくれてありがとうございました。

お気に入りに入れる