素直になれず、改めてわかった感謝の気持ち

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私を成長させてくれたあなたへ

私は、昨年8〜11月まで、100人単位の大規模なショー作品の演出を務めていました。これまでも舞台芸術には関わってきたものの、初めての演出、初めての規模、何もかもが初めてで右も左も分からないそんな状況・・・助けてくれた演出補佐のあなたに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。私が右も左も分からないと弱音を吐いたとき、「じゃあまっすぐは進めるってことだね!」と明るく言ってくれた時、私の中には何か衝撃が走りました。どんな時でもまっすぐ想いを伝えてくれる相手がいることに、感謝の気持ちが湧きました。
そんな状況の中、プログラムがスタートしました。日々に追われる中、その人に湧いていた感謝の気持ちは、少しずつ少しずつ、焦りや嫉妬の気持ちで塗り替えられていきました。できない自分に腹が立って、相手のことを受け入れられなくなり、一緒に過ごすのが本当にしんどい時期もありました。文句や愚痴しか出てこないような時期もありました。
プログラムが終わって、私はまた新しいプログラムにチャレンジすることになりました。彼女がいない中、改めて私は彼女の存在にどれだけ助けられていたか、自覚することになりました。過ぎた3ヶ月は戻らないけれど、彼女から学び、助けられた日々を思い出しながら、今度は自分の足でもう一度頑張ってみようと思います。もし、誰かが右も左も分からない時は、今度は私が「まっすぐ行けるね」と声をかけてあげたい。

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