アットホームな接客は私の思い出です

閉店した雑貨屋のオーナーさんたちへ

私は以前ある雑貨ブランドが大好きでした。
しかし、売れ行きがよくなかったのか、そのブランドは昨年初めに倒産してしまいました。

私は田舎に住んでいるので、直営店は一つもありません。
直営店こそないものの、その雑貨メーカーの物ばかりを集めた店が市内にあったのです。

その店は中心部の駅から程近い所にあり、築年数も古く見た目は昔ながらの個人商店です。
ドアも今風ではなくガラガラと横に開けるようなお店でした。

直営店には行ったことはありませんが、その店を切り盛りしているのはおばあちゃん店員さんとその娘さんらしき女性でした。

凄くシーンとしているので、見張られているようで嫌だという人もいますが、私は店員さんにたくさん親切にして頂きました。

この店は昔ながらのアットホームな店でした。
店頭にない商品、売り切れてしまった商品は発注をしてくれたり、すぐに買いに行けない時は取り置きもしてくれました。

また、私の家からその店までは距離があるので、なかなか足を運ぶことが難しかったのです。
欲しい商品を取り寄せて欲しいけど、いつ取りに行けるか分からないということを話したら、なんと送料がお店で負担してくれて郵送をしてくれたこともありました。

きっと直営店ではここまでアットホームな対応は経験出来なかったことでしょう。

お店がなくなってしまい、あの店員さんたちは今どこで何をしているのでしょうか。
帰る時はわざわざ外まで出て来てお見送りをしてくださいました。

本当に楽しい時間をありがとうございました。
またいつかどこかで会いたいです。

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