楽しい小学校時代をありがとう

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ヒカリちゃんへ

中学や高校とは違い、小学校の時は友人関係でさほど悩まずに過ごすことができました。それもこれもヒカリちゃんがいてくれたからです。

まず家が近くて、いつも私をおうちに呼んでくれたり、逆に私の家に遊びにきてくれたり。習い事のスイミングもお習字も一緒に通って、とても楽しかったです。私の両親が仕事で不在だった日に学校が早帰りになったら、ヒカリちゃんはお母さんに私が家で一人だと伝えてお昼ご飯をご馳走してくれました。とても嬉しかったこと、今も覚えています。

例えばちょっとしたことで喧嘩をしたり仲直りをしたり、他の人には言えない秘密をこそこそ話して笑ったり、いろんなことを共有しました。もうこの歳では友人と喧嘩も仲直りもできません。あの頃のお友達がどれだけ価値のあるものだったのか、私にとって年月を経てからこんなにも財産となるものだとは、もちろん当時の私には分かりませんでした。

家庭の事情で私は中学からは学区が離れてしまい、お互いの家が徒歩5分の距離から数十分の距離まで離れたこと、何より日常生活を送る場が異なってしまったこと、それはあの時の12歳にとってはほとんど違う世界に生きるも同然だったと思います。連絡のやり取りもなくなってしまい今では交流がありませんが、でも私はヒカリちゃんを覚えています。

二度とは繰り返せないき貴重な幼少期を楽しいものにしてくれてありがとう。

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