- 04 お祖父ちゃんへのありがとう
- 2019.02.07
天国のお祖父ちゃん、ありがとう
お祖父ちゃんへ
お祖父ちゃんとは小さな頃から離れて暮らしていて、たまにしか会わなかったけれど、とても可愛がってもらったので、なんだかいつも近くにいるような気がしていました。会えば、友達みたいにいろいろなことを楽しくお喋りしていたのを覚えています。だから、お祖父ちゃんと私は大の仲良しで、お祖母ちゃんは私たちのことを親友同士と言っていましたよね。私の一番上の孫がお祖父ちゃんにそっくりです。不思議ですね。性格もお祖父ちゃんに似て、とても優しい子ですよ。
お祖父ちゃんは、心臓病と癌から奇跡的に生還して元気になった時、神様からいただいたこの命は人の役に立つために使いたいと言って、いつもあっちこっちで助けを必要としている人たちを訪ね歩いていましたね。そんなお祖父ちゃんは、とてもユーモアがあり、冗談好きでお茶目で、いつも人を笑わせていました。お祖父ちゃんといると、誰もがほっとしました。
この間、お祖父ちゃんの故郷を生まれて初めて訪ねました。そして、親戚の人の家に行き、お祖父ちゃんの弟の遺影を目にし、お祖父ちゃんと瓜二つだったのにびっくりしました。お祖父ちゃんが仕事で使っていたという年季の入ったカメラを見て、それにそっと触れてみたら、何か不思議なことに、お祖父ちゃんの温かなぬくもりが伝わってくるような気がしました。お祖父ちゃんの仕事は立派に引き継がれ、町の写真館として、たくさんの人たちの素敵な思い出作りに貢献しています。
私もお祖父ちゃんみたいに、人の役に立てるようになりたいと思っていますが、まだまだです。今のところは人から助けてもらうばかりです。でも、お祖父ちゃんが人生の中で私に残してくれた宝物は、ずっと私の心に刻みこまれています。それを糧に、これからも生きていきたいと思っています。お祖父ちゃん、ほんとうにありがとうございました。夢の中に時々出てきてください。また、楽しい話をしましょうよ。
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