共感してくれてありがとう

幼稚園のママへ

あの日は、とても苦しかったんです。
その前日、下の子が定期健診で待ち時間が長かったのもあり、一日中グズグズでした。何をしても何を見せても、変わりません。
私自身もイライラして、幼稚園から帰ってきた上の子にまで当たってしまったり…。その夜は自己嫌悪でいっぱいでした。

朝になっても、下の子のグズグズは継続。
でも、その日の午前中は上の子が通う幼稚園の未就園児クラスがありました。
下の子はそれに通っているので、「この子の気分が変わるかも」「私も気分転換になるかも」と思い、参加しました。

でも、期待した展開は無く、クラスの間もずっとグズグズ。いい加減、私もプツッと自信がなくなりました。

その日の午後、上の子を迎えに行った時、相変わらずグズグズと泣く下の子を抱えて「昨日からずっとこの調子なんです」とこぼした私に、あなたはサラッと言ってくれました。
「あぁ、それはキツいねぇ。」と。

同じく下の子を未就園児クラスに通わせていて、私たちの午前中の様子も見ていたあなたは、単純にそう思い、何気なく言った一言だったのかもしれません。
でも、私にとってその一言はすごく救いでした。

それだけでささくれ立っていた気持ちが、スッと軽くなったような気がしました。人に共感してもらえること、それがこんなにありがたいことだとは思いませんでした。

今改めて言います。あの時、声をかけてくれてありがとう。これからもよろしくね。

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