毎日、ありがとう。

大好きな主人へ

結婚してもうすぐ三年。出会ってから九年。結婚前に一緒に暮らした期間も長かったので、あなたと私は恋人でいるより家族でいる時間の方が長いように思います。

素敵な物語になるような紆余曲折は特になかったけれど、毎日あなたと大笑いしながら過ごす日々がとても大切で、隣にいてくれるだけで感謝の気持ちでいっぱいです。
けれど、今日はせっかくこうしてお手紙にしているので普段は言えない細かな感謝をここに残していきたいと思います。

まず、妻らしいことなど何もできない私です。料理も決して自慢できる腕前ではありませんし、レパートリーも多くはありません。それでも毎日「美味しい」だけでなく細かいところまで褒めてくれるのがとても嬉しいです。褒めるところを探すのが難しいときも、また作ってねと笑顔で言ってくれるあなたに感謝でいっぱいです。

それから、容姿のこと。世間的に見て私は特段可愛いわけでも美人なわけでもありませんが、あなたはしきりに私の顔にまず惚れたと言ってくれます。髪型や服など、あなた自身オシャレに全く興味がないのに、私のことになると一生懸命新しいところを探しては気付いて褒めてくれますね。

また、昔からのあなたの友人に対しても、恥ずかしがることなく私のことを自慢してくれます。聞かされる友人や言われている私が恥ずかしくなるほど褒めてくれますね。ありがとう。いつまでもあなたにそう言ってもらえるように、私も努力を怠れませんね。

そして私の大切な家族、友人のこと。まるで自分の家族や友人のように大切にしてくれますね。私の両親、それどころか祖父母にも一緒にプレゼントを選んでお手紙も添えてお祝いしてくれてありがとうございます。

私の大親友の誕生日には寄せ書きにも参加してくれて、家に招くときにはなぜか私より張り切ってお茶菓子を用意している姿は可愛らしいとさえ思います。あなた自身のご両親のことになると照れ臭いからか、誕生日などのイベント事はどうでもいいと口では言いますが、毎年欠かさずきちんとプレゼントを考えて用意するところも素敵です。

私たち夫婦のモットーは
「やってもらって当たり前」を作らない。
そして、「人間同士、言葉にしなきゃ伝わらない」です。

毎日暮らしの中でいつもしていることがちょっと面倒になったり、なんとなくご機嫌斜めだったり、相手のせいではないのに上手くいかないことは多々あります。そんなとき「今日は面倒くさい！」「今日はご機嫌斜め！」と言い合える環境を作ってくれて、それに笑って返してくれて、一人の時間も持たせてくれて・・・そんなあなたとの毎日に感謝でいっぱいです。

面と向かってそれを伝えると何かあったのかと心配してくれそうなので、この場をお借りして伝えさせていただきました。ありがとうだけでは伝えきれないけれど、いつかあなたと最期のときがきたときに私と結婚してよかったと思ってもらえるような妻でいたいです。今の私があるのはいつも支えてくれているあなたのお陰です。本当にありがとう。

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