高校受験の時のお弁当

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妹へ

ウチは親がネグレクトだったこともあり、ごはんやお弁当はあなたの役目でしたね。
お姉ちゃんは当時は料理が全然できなくて、手伝うこともしませんでした。
一人暮らしを初めて、自分で料理ができるようになってから、文句も言わずに毎日ご飯やお弁当を作ってくれていたことがどれだけすごいかわかりました。

高校受験の時もお弁当を作ってくれましたね。
勉強があまり好きではなかったお姉ちゃんは、レベルを下げて受験していたので、落ちる気もなく、緊張もしていませんでした。
午前の試験が終わり、お昼休み。
いつものお弁当箱を開けたら、そこには海苔で「ガンバレ」と書いてあり、涙が出そうなくらいうれしかったです。
余裕で受かる高校を選んだので、いつもよりは勉強していたけど、誰も応援してくれなかった。
自分も周りも受かることが当たり前だと思っていた。
それでも自分を応援してくれてると思うとすごいうれしかった。

しかし、親に「ありがとう」を言う躾をされていなかったので、直接お礼を言うことは恥ずかしかった。
なので、今更ながらここで伝えます。

いつもご飯をお弁当を作ってくれてありがとう。
応援してくれてありがとう。

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