世界でたった一人しかいない妹へ

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妹へ

九州からこちらに戻ってきてくれてどうもありがとう。
もし、戻って来てくれていなければ、父の面倒も母の面倒も私一人では到底やりきれませでんでした。

何も無く普通に生活出来ていれば当然出来ていたかも知れませんが、私は入院したりして長年体調が優れず、安定して両親の世話も出来ずにいましたので。体調のいい時には普段通り、呼ばれたらすぐに出向いて行って頼まれた事をしっかりしていましたが、それが出来たのは10%ほどで数十年に渡ってフォローが全くまともに出来ず情けなく思っていました。親も歯がゆかったと思います。

そのような時、あなたが実家に戻って来てくれると聞いて、みんなで大変喜びました。あなたはもう転勤で九州に行った人だから、まさかこちらに来てくれるとは微塵も思っておらず、助かった~!と内心ほっとしました。

その後もずっと私の体調不良が続いた為、お仕事を見つけて仕事しているのにも関わらず、今も一生懸命母の世話をし続けてくれていますね。本当に有難う。

母が私によく言う口癖。「あの子が戻って来てくれてほんとに助かったよ。お父さんが入院している時の一番大変な時期に私も調子悪かったし、あんたも全然動けず呼んでもすぐに来てくれなかったし。もし、あの子が来てくれていなければ、我々二人で父さんの面倒は見切れなかったね。私はあの子に物凄く助けられた、命の恩人だよ。」と。

この言葉を聞くたびに、何も両親を助けたくなくて実家に行かなかったのではなく、体が動けない状態に有ったので行けなかったんだけどな、と毎回思うのですが、行けなかったことには変わらないものね。そのような困っている時に、こちらに戻って来てくれるとよく決断してくれたね。許してくれた転勤族の旦那様にも、ほんとうに感謝です。妹を実家に帰してくださってどうも有難うございます。

あなたに、ふたりとも、いや、父母私の三人とも助けられ今の我々がいます。今後、自分の体にも気を使って、何か有ったらすぐに言ってね。今度は私が元気になって助けに行きますから!

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