誇らしさを味あわせてくれて感謝

息子へ

人並みに育った息子は、どちらかというとオタク系の中学生です。
自分の世界に没頭し過ぎて、友人と呼べる存在には恵まれていません。
だから、学校生活も淡々と過ごしています。

そんな息子の体育祭の応援に行きました。
正直、運動神経が私に似てしまった息子に期待することは皆無。
でも、やっぱり身に駆け付けたくなるのが親心です。
どんなふうに体育祭を過ごしているのか興味津々で息子を見守りました。

すると、記録係としてパソコンに向かってカチャカチャしています。
担任の先生にご挨拶したら、全ての競技をエクセルで記録管理をしてくれるので助かると言われて驚きました。
パソコン操作に長けているとは知っていましたが、そんなことができるのかと初めて知った次第です。

クラス対抗の全員リレーでは、他のクラスの100m記録を分析して勝つための走順を決めたそうで、それが功を奏して優勝。
本人の力走はハラハラドキドキでしたが、クラスはダントツのトップです。
ちょっと毛並みの異なる体育祭での貢献に、みんなから褒められて、母は嬉しくて仕方ありません。

いままで、特に目立ったことはなく、正真正銘の人並み人生。
そこに自ら華を咲かせた息子は本当に立派で、親として初めて誇らしさを感じました。
普通だったら満足だと考えるようにしていたけど、今日は誇らしさで胸がいっぱい。
お蔭で母の今日という日は、本当にバラ色です。

ありがとう。
あなたのプラスアルファの努力で母は最上のハッピーを味わっています。

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