生まれてきてくれてありがとう

長女へ

結婚して男の子を2人授かり、女の子も育ててみたいけれど体力的にも経済的にももう子供は作れないな…と思っていた矢先に妊娠が発覚しました。
戸惑い悩みましたが主人とよく話し合い、せっかく授かった命だからと出産を決意。つわりもひどく点滴に通ったり、息子達の世話でゆっくりすることもできず安静指示を出されたり、とにかくトラブル続きの3度目のマタニティーライフでした。

ある健診の日。産婦人科でいつものように腹部エコーで赤ちゃんを見せてもらっていると「お母さん、性別知りたい？」と先生が。「教えてください！」とお願いすると「よかったね、待望の女の子だよ」希望していた女の子を授かっていたのです。

その後も体はつらく出産前は安静のために長期入院を余儀なくされましたが、病院のお庭の桜が満開のある日、無事に女の子が生まれてきてくれました。
夢だった女の子。小さな女の子。とっても可愛い女の子でした。

服を選ぶのも楽しいですし、お散歩をしていてもいたずらしても、ただひたすらに可愛いです。お兄ちゃん達だってかわいいですし、例え3人目も男の子だったとしてもきっと可愛かったと思います。でも、この子のお母さんになれてよかったなと思います。

すくすくと育った長女はもう3歳。お兄ちゃん達に負けないくらいやんちゃですが、とても優しい女の子に育っています。思い返しても本当につらい妊娠期間でしたが、私と一緒に戦ってくれた長女に、無事に生まれてきてくれた長女に、ありがとうと言いたいです。

私の元に生まれてきてくれてありがとう。元気に育ってくれてありがとう。これからもよろしくね。

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