そんな関係だよね。

たまちゃんへ

私たちは、単刀直入に言うと【ちびまる子とその親友たまちゃんのような関係】です。

出会いは、高校一年生の4月2日の桜吹雪で目を開けられない突風の中で行われた入寮式でした。
同じ寮に入寮することになり、初めましてと廊下であいさつをする前に
「よう、小説読むんだって？」
「ああ？　あんた誰よ」
と、私が声をかけてナンパしてそれをたまちゃんがすげなく冷たく切り返したのが始まりでしたね。

おそろしく二人とも言葉遣いが汚いので、普通にしゃべっていても舎監の先生たちに「喧嘩か?!」と引き離される毎日でした。
どちらかというとたまちゃんのほうが成績優秀で、私はおっちょこちょいの問題児。
それでも毎日楽しくおはようからおやすみまでを2人で過ごしました。
学校でも机を並べて、今アニメで見ているようなちびまる子ちゃんの関係のように本当にお互いの事をよくわかっていた者同士でした。

卒業してこれきりの縁かと思いや、あのころの倍以上の年齢になった今も必要な時には安否確認をして、お互いがピンチの時には助けに走ってという間柄で嬉しいです。

私が入籍する際に、婚姻届けに保証人としてサインしてくれてありがとう。
たまちゃんの時には私がサインするよと言ったら「ないと思うけど万が一でも離婚になった時に、保証人になるし最後まで味方するからね」と言いながらサインしてくれてありがとう。
とても心強かったです。

これから、あと何年の縁になるのでしょう。
できれば互いの命が尽きるまで、友でいたいです。
たまちゃん、いつもありがとう。

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