わたしの一番の味方の兄ちゃんへ

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兄ちゃんへ

いつもは恥ずかしくて言えないから、この場をお借りして書きます。

小さい頃から、まるで本当の兄妹のように育ち、
兄ちゃんにはよく面倒を見てもらいました。
近所の川に連れて行ってもらって、ふたりで魚に餌をやったり、抱っこしてもらったり。

わたしと弟が寝かしつけられた後、決まって寝室にやってきては、ふたりを散々笑わせて起こすので、兄ちゃんはよく母さんに怒られていましたね(笑)。

わたしが高校に入ってからは、苦手な数学を教えてもらいました。
大学受験の時には、下見についてきてくれて、ついでに服まで買ってもらったっけ。
これを書いている今も、そのとき買ってもらった黄色いTシャツを着ています。
もうあれから10年近く経つから、いい加減くたびれてきたけれど、なんだか捨てられないのです。

受験の日には、家に泊めてもらって、その上毎日メールをくれました。
「無事に着いたか?」「休憩時間に散歩するといいよ」「おつかれ!」
仕事の合間に、毎日3通必ずくれるメール。
それがどれだけ心の支えだったかわかりません。

失恋したときにはちょっといいお店でご飯をご馳走してくれて、散々話を聞いてもらい。
就活で悩んだ時にはエントリーシートの添削をしてくれた。
体調を崩して会社を辞めたとき、心配して毎日連絡をくれた。
いつも兄ちゃんは、わたしのことやわたしのした決断に批判も否定もせず、「それでいいよ」と、背中を後押ししてくれる。

散々愛をもらったから、今度はわたしが返す番。
とはいえ、まだまだ心配をかけることの方が多い日々。
ちょっとずつ返せるように頑張るから、兄ちゃん、ずっと元気でいてください。

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