おとうさんのあの頃と同じ年齢になって、改めて感謝

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おとうさんへ

自分の本当の娘ではない私を、
「私の本当の娘だと思っているよ」
と、何度も言ってくれたおとうさん、本当にありがとう。

あの頃のおとうさんと同じ年齢になって、それでもおとうさんの方が、ずっと立派だったのだな、と思えます。
そして、きっと私はおとうさんの娘になるべく生まれてきたのだな、と思ってもいます。

なぜなら、本当に一緒にいて楽しかったし、きっと本当の親子だったら、私の反抗心の方が勝ってしまって、こんなにいい親子関係は築けなかったと思うほどです。旅行に行った時とか、学校の授業参観に来てくれた時とかではなく、私が大切にしている思い出が他にあります。それは私が風邪ひいたりして寝込んだ時のこと。

私はあまりに体調が悪くて食べれなかったので、お父さんは心配して
「何か食べれるものがあるなら、買ってくるからね」と言ってくれたでしょ。
私は冗談のつもりで
「そうだな~・・プリンなら、10個くらいは食べれるかもね」と言ったのに、あとで冷蔵庫見た時、本当に10個(以上!)のプリンが入っていた!
え~!!って驚いたのと、お父さんがこんなに(真面目に)私を心配してくれてた、ってわかって、本当に嬉しかった。

お父さんはきっと覚えてもいないよね。でも、私は人生の中の大切な一コマとして、最後まで忘れません。 
本当の娘以上に育ててくれて、本当にありがとう。

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