- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2024.10.05
わたしを好きになってくれてありがとう
Rさんへ
「わたしがもっと素直になっていれば、今頃はあなたの側で、あなたの純粋な笑顔を、たくさん見ていられたのかな」
一人の時、よく、そんなことを考えます。
あなたと出会った当時のわたしは、長い社会人生活の中で、周りの人たちを信じられなくなり、常に虚勢を張っていて、人を見下したり、比べていたり、そんなことが中心の毎日でした。
そんな醜い人間なのに、あなたは出会ったときからずっと、わたしに優しい笑顔と言葉、好意を見せ続けてくれましたね。
傲慢だったわたしは、そんな優しいあなたを、他の人と違うと感じていながらも、他の人と同じように見下していました。少しでも他の女性にも優しい場面を見ると、「その程度だよね」と解釈をしたり、自分のことは棚に上げ、批判的な態度やそっけない態度をとっていました。
わたしは、あなたの幸せも願っていなかった。あなたが落ち込んでいる時も、男として頼りないなぁ、なんて。一体わたしは何様なんだろう?そんな目線しか持っていませんでした。
それでも、あなたは、こんな最悪なわたしに、ここにいていい安心感と、こんな私でも見てくれる人がいるという自信を与えてくれた、とても大きな存在なのです。
本当は、私のほうが、あなたを必要としているのです。
でもきっとこの気持ちも、まだ傲慢。
こんな人間になって気付いたことは、簡単に人を好きになれないということ。
あなたのことも、大好きな人ですか?と聞かれると、はっきり答えられません。
だけど、あなたが側にいたいなら、いてほしい。あなたが私を望むなら、側にいたい。周りの人の優しさより、あなたからの優しさがほしい。周りの人より、あなたに優しさを受け取ってほしい。
大切なのです。恩返しをしたいのです。
あなたは、何度もわたしを諦めようとしていたのを知っています。わたしは何度も、あなたに脈はないですよ、という態度を取っていたので当たり前ですよね。
そして前に比べて、会う機会も減りました。
それでも昨日、たまたま廊下で会ったとき、私を見た瞬間、両手を振って嬉しそうに挨拶をしてくれた姿を見て、「ちょっと女の子っぽいな(笑)」と思わず笑ってしまって、同時に、何かが解けるような、優しい気持ちになれたのです。
あなたは、わたしの大切な人。
わたしたちの関係が、なんらかのカタチに収まらなくても、それでもいい。
Rさん、これからはもっと素直に、あなたと向き合いたいです。いつか、この感謝も伝えたい。
そして、こう思える人間にしてくれて、ありがとう。
あなたに出会えてよかったです。幸せです。
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