- 01 お母さんへのありがとう
- 2021.01.24
お母さんありがとう
お母さんへ
7.8年前、お母さんに今の医学では完治させる方法がない病気が発覚しました。
一応薬で悪化しないようにすれば大丈夫だとのことで、普通に暮らしていましたが5年前の冬、いきなり悪化してしまい
今までの絵を描く楽しみなど、徐々にできなくなっていくことが増えてきて
お母さん自身不安になりながらも、家族を気遣ってくれましたね。
最初悪化した数年前、熱が下がれば大丈夫と言って、熱が下がった日にいつも通り、持病がある私の病院に送迎もしてくれたお母さん。
その送迎が、最後の車の運転になってしまいました。
今思うと、私が健康なら、母に無理をかけなくて済んだかもしれないと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今お母さんは、病院で一生懸命生きようとしてくれています。
コロナで、決められた人しか面会ができないと聞いて、どうしたらお母さんに家族を身近に感じてもらえるのか、考えています。
お母さんには、ありがとうと言い足らないくらい、いろいろお礼を言いたかった。
毎日の中ではありがとうと言っていたけど、もっと言いたい部分もあったのに、まるで人生を総括してしまうようなお礼の仕方をするのは、まるでお母さんが死んでしまうのを認めてしまうような気がしてできませんでした。
お母さんが作ってくれたコロッケの味や肉団子の味、カボチャスープの味
自分が料理を作るようになってやっぱりお母さんのものが食べたいと甘える自分もいました。
家事ができなくなっても、ただ居間でテレビを見てくれていれば、お母さんの存在だけがあればそれでよかったと
今こうしてお母さんと面会できなくなってしまって、本当にそう思います。
お母さんの病棟から父が回収してきた日記には、最後の日付に家族への感謝しか書いてありませんでした。本当はその二日前に容体が悪くなったこと、しらず
元旦には「あけましておめでとう、ご飯食べた?」と家族を気遣う電話もくれた。
そのうちメールに返事も来なくなり、今は父が消耗品を置きに行っても意識が歩かないのか、反応がないと聞き、本当はすぐにでも飛んでいき、お母さんに言葉をかけたい。もう一度でを握って話がしたいです。
お母さん、お母さんがいないと、慌てふためいてしまう家族のために頑張ってくれてありがとう。私たちは、ずっと寄り添い続けるからね。
お母さん大好きだよ。
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