- 07 息子・娘へのありがとう
- 2020.12.12
息子に伝える ありがとう
息子へ
私の家族は、主人と子供二人の4人です。いわゆる普通のファミリ-として子育てを主人と一緒に30年続けてきました。長男と長女の二人です。やがて、子供たちがそれぞれ就職で家を出てゆき、その後は主人と二人で生活しておりました。そのころから、長女との関係がぎくしゃくしだしました。嫁いだ先が会社を経営していることも、羽振りが良かったころはよかったのですが、不況のあおりで会社が傾き始めたころから、無心に来るようになりました。最初の頃はなんとか、お金を工面してやっていたのですが、キリがないのでこちらも貸さないようになりました。その頃から、長女は生まれ育った実家に寄り付かなくなり、たまに連絡があっても、おねだりで来ることが大半でした。切るまで20分のところに住んでいるにも関わらず、5年間ほど音信不通が続いておりました。そんな矢先に、主人が長年患っていた心臓が原因で急死してしまいました。保険の効かない難病だということもあり、ほとんど財産を使い果たすことで主人はなくなってしまいました。そのあとは私一人が主人と暮らした家で暮らしています。
その頃から、長男が良く訪ねてくれるようになりました。彼はかなり遠距離の所に住んでいますが、毎週少しだけきて、少し顔をだすということをしてくれます。主人が病で倒れたときからそれが始まり、それがあって私はなんとか乗り切ることが出来ました。長女の方は、家にお金がないのがわかっているのか、一切寄り付きませんでした。それは今も続いています。
老人の一人暮らしは、寂しいものですが、週に一回、長男が来てくれるのが支えには確実になっています。「お兄ちゃん。ありがとう。」と言葉にして、伝えるようにしていますが、長男は「親の面倒見るのは、子供の仕事やん」というだけです。本当に助かっています。
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