自尊心を教えてくれたわたしの尊敬する人

大将へ

私の尊敬する人は10年以上ファンを続けているバンドのボーカルです。大将が歌う詞に、何度救われてきたかわかりません。ああこんな考え方もあるんだなと思えたし、欲しい言葉をいつもくれて、どんなネガティブ思考もどんどん背中を押される、傷ついた心を癒してくれた。私は自己肯定感が低いんだなということにも気づかせてもらって、そこから私の人生は少し素敵になった。価値観や口にする言葉が変わった。無駄に前向きになった。「そう言ってもらえて嬉しい」「前向きなみゆゆを尊敬する」「メッセージに助けられて本当に泣きそうになりました」と友人や同僚から言われるようになった。私の言葉が誰かの気持ちを軽くできるなんて、10代の私には信じられないこと。誰かの言葉に傷つく日があっても、自分はダメじゃないと思えるようになった。こんな歪んだ事を思っちゃいけないと思う日も、そういう自分の気持ちも大事にしていいと許せるようになった。〇歳だからと自分を卑下することもなくなった。親や学校、友達や恋人も教えてくれないようなことを教わったと思う。
尊敬する人は、たいてい親族や偉人を挙げるものだと、暗黙の了解のように刷り込まれてきた。小学校や就活やテレビ等でね。でも私の尊敬する人はそれとは違う。それでいい。限られた選択肢から見つけたんじゃない。自分で見つけた尊敬できる人間。周りにいる人が必ずしも尊敬に値するかなんてわからない。わたしって幸せだな。そんな人に出会えたこと。大将、ありがとう。私の人生の一部でいてくれてありがとう。

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