たくさんがんばってくれてありがとう

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世界一大切な奇跡のきみへ

おととしの春、生まれてきたきみへ。

切迫早産で入院していたわたしは、
できるだけおなかの中で大きく育ってから産めるように、
毎日張り止めの点滴につながれていました。
陣痛がこないように、できるだけおなかが張らないように、
1日でも長くおなかで育ててあげられるように
毎日、毎日祈りながら過ごしていました。

病院のベッドの上では、
同じ週数で生まれた子たちのママが書いているブログを読み漁っては、
今現在も元気に過ごしている子がいる反面、
産まれた後に天国へいってしまった子たちも
多くいることを知り、不安が大きくなるばかりでした。

いよいよ陣痛レベルの張りが続いてしまい、
おなかの中にとどめておくほうが危険な状況になったため、
予定日よりも4か月も早く産まれることになったきみ。

おなかが張るたびに苦しかったよね、ごめんね。

帝王切開の前日に担当していた助産師さんからは
「もしかしたら産まれたときに泣かないかもしれないね。」
と言われていたため、産声が聞けないことは覚悟していました。

それでも、産まれて数秒立ったあと、
小さいけれど力強い泣き声をきかせてくれたきみ。

ママは本当に嬉しくて涙が止まらなかったよ。
泣き声を聞いた瞬間、きっとこの子は強く生きてくれると確信しました。

生まれた瞬間から、生きるためのいっぱいのくだに繋がれて、
検査や手術もして、痛いことや苦しいことがたくさんあったよね。

いつでもきみががんばってくれたから、
今もその笑顔を毎日、隣でみることができています。

早く産んでしまってごめんね。
産まれてきてくれてありがとう。
あきらめないで生きてくれてありがとう。
いつでもがんばってくれてありがとう。奇跡をありがとう。
一生大事にするからね。

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