いつも応援してくれてありがとう

お父さん、お母さんへ

　子供の頃、いつも自由に遊ばせてくれたけど、お手伝いもたくさんさせられた思い出があります。そのためか、手先がとても器用で細かい仕事が好きでした。噓をついてはいけないと特に厳しく躾けられ、私は随分正直者です。
　夫婦喧嘩もよくしていて当時はとても悲しく思ったものですが、今になっては仲が良かったからなんだと分かります。
　年老いてからは、病気との長い付き合いがどれだけ苦しいものかを見せてくれました。それでもひたすらに明るく今日を生きる姿は、とても凛々しいと感じました。こんな風に年老いて行きたいと思いました。
　今頃になっていろいろ訪ねたい事があるのですが、もう会えません。でも、もし生きていたらどんな風に答えてくれるのかと考えてしまいます。そうすることで、いつも見守られている感じがして、頑張れるんです。
　いつも応援してくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。

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