私に「家族」を教えてくれた夫

いつもそばにいてくれる夫へ

夫へ

病気がちで体調も仕事も不安定な私を見守ってくれてありがとう。

結婚して半年くらいは些細なことで喧嘩したり、私が家出したりしてたね。今でも喧嘩をするけど、自分の主張をお互いぶつけ合いつつ「じゃあこうしよう」と結論が出せる関係を作り上げられているのはあなたのおかげです。

私は生まれた家庭の環境が悪く、「自分さえ我慢していればいい」と思いがちでした。夫は「それでも家族なんだから」なんて言わずに「それは流石に酷い」「もうそんな思いはさせないから」と付き合っている当時から言ってくれました。言葉にすることは少なくなったものの、今も「血縁から私を守る」というそのスタンスは変わっていません。時折思い出しては落ち込む私の話を寄り添って聞いてくれます。

そんな家庭で育った私にとって、感情に無理に蓋をしなくてもいい「家族」の形を教えてくれた夫は本当に大切な存在です。愛や情を抱くと同時に尊敬の念も抱いています。

私の家族は夫と、一緒に暮らしている猫たちです。血の繋がりなんて関係ありません。まだまだ至らない妻ですが、これからもこの幸せを大切にしていきたいと思っています。文字通り「病めるときも、健やかなるときも」。

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