リハビリ中の私に楽しみを与えてくれてありがとう

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病院にボランティアで来ていたおばあさんへ

私はおよそ2年前から主人の都合で外国に住むようになりました。でもこの国に来てから少し経った時に思わぬ事故に会ってしまってしまいました。そしてその後、いくつかの病院での入院生活が数か月間続きました。あまり体を動かすことが出来ませんでしたので、その入院期間は不便でしたし精神的にとても辛かったです。
そして最後の2か月ほどはリハビリ専門の病院に入院しました。そこはそれまで入院していた病院とは違い、患者さんたちはみんな少しずつ回復している状態でそれぞれがリハビリを頑張る雰囲気の病院でしたので、わりと居心地が良かったです。
そしてその病院での毎日のリハビリ治療によって、私は少しずつ回復して行って、車いすで移動していた状態だったのに、杖を使えばゆっくりと歩けるようになりました。そんな時に一人の病院の職員さんが、その病院にボランティアとして来ているおばあさんの家に行ってみようと私を誘ってくれました。なぜかと言うと、私はパッチワークが趣味だとその職員に伝えていたからです。そのボランティアのおばあさんもパッチワークが好きな人で、病院の近くに住んでいるので、もし私がそのおばあさんの家を訪ねて行ったら、パッチワーク用の生地などをプレゼントしたいと言ってくれたそうなんです。その話を聞いた私は嬉しくなって、数日後、病院の職員2名と私の主人と一緒にそのおばあさんの家に行ってみました。
私がリハビリのために入院していた病院にボランティアで来られているおばあさん、あなたは私を家に招いてくれましたね。そしてあなたが持っている色んなパッチワーク用の生地を次々と見せてくれて、その中から私が好きな生地をプレゼントしてくれました。それは本当に嬉しいことでしたし、あんなにワクワクしたのは久しぶりでしたので本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。
あなたの家に行くときには車いすを主人に押してもらって行ったのですが、あなたの家に行って素敵な生地をプレゼントしてもらって楽しんだ後は、気分がとても軽くなって、病院までゆっくりとですが歩くことも出来ました。そんな私の姿を見て、主人も職員の方々も嬉しそうでした。本当にありがとうございました。

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