- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.10.16
10年かけて築き上げたもの
くらら
友達でもあり姉妹でもある彼女へ
夫の転勤によって、初めて住む土地で、初めて仲良くなった彼女。
私は今でも、最初の瞬間を覚えているんだけれど、あなたもさっき同じように話してくれましたね。あと3ヶ月であなたは自分の国へ帰ってしまい、私はこの土地にいる一番親しい友人と離れ離れになってしまいます。
あなたの日本語が分からなくて、身振り手振りで伝え合ったり、一緒にスーパーへ行ったり、海沿いの道を散歩したり、トマトソースを作る時にんにくを分けてもらったり、私に子供が出来たときはオムツの替え方を教えてくれたり、暖かいタイツを見つけたら私にも買って来てくれたり…大人になってから、こんなに心を通わせることのできる友達ができたことを本当に感謝しています。
あなたが里帰りする度に、寂しくって早く帰ってきてくれないかなと思っていたけれど、次回はもう帰ってこないんだと思うと胸が張り裂けそうに悲しくなります。でも、あなたが悩みに悩んで決めたことを知っているし、あなたは自分の国にいる方が貧しくなっても幸せと言ったことを思うと、私にできることはただ、明るく見送ることしかないのかなと思っています。離れていても、私たちは友達だし、姉妹のようなものと言ってくれたあなたの言葉、そっくりそのまま返します。
素敵な友達が出来たこと、この10年仲良くしてくれたこと、一緒に泣いたり笑いあったりしたこと、本当に人生の宝物です。また必ず会いましょうね。心からありがとう。
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