- 07 息子・娘へのありがとう
- 2019.09.27
君たちは本当の強さを手に入れた
3人の息子たちへ
君たちと離れて暮らすようになって、1年以上。
あの夏、私は長年にわたる、君たちの父親からの精神的DVに耐え切れず、夏の里帰りのまま、元の家に帰れない精神状態になってしまいました。
一緒に里帰りした君たちは、夏休みの貴重な10日間、実家で過ごす私の傍にいてくれました。その後、「お母さんと一緒にここにいようよ」と言ってみるも、学校に行きたいから、と父親と義両親の住むあの家へ帰っていきました。
あれから今日までの日々。君たちが生まれたあの時、どうやって離れて暮らす日がくることを想像できたでしょう。毎日、下の子どもと実家で暮らしながら、君たちの私がいない家で過ごす日常を思わない日はありませんでした。
どんな思いでしたか?便利な時代でLINEでやりとりはできても、その向こうに父親や義両親の気配やプレッシャーを感じて、本当の想いは伝えられず。。。君たちもどれくらい私に、本音を語ってくれたのでしょう。
モラハラな父親に威圧されながら暮らす君たちを、守れない私で本当にごめんなさい。でも、君たちにごめんとは言えなかったです。謝ったって、どうしてもその家には帰れないですから。恐ろしくて、憂鬱で、私が私でいられなくなった場所でしたから。
1年が過ぎ、家には戻らないけれど、やっと近くに戻れた私のところに、毎日通ってくれてありがとうございます。
君たち兄弟がみんな揃って元気でいる姿を見られることが、私の最高の幸せです。
私が父親と遭遇しなくていいように気を付けて守ってくれる頼もしい子。
やっと学校に行ってやれるようになった私に、来てよ、とは言わず学校の予定だけをちゃんと教えてくれるさみしがりな子。
毎日、がっちりハグしてくれるやさしい子。
お母さん、いつ帰ってくる?
っていつごろからか聞かれなくなりました。
それなのに、私とつながり続けてくれる君たちのやさしさに
心がぼろぼろの日々でも、あの家の中で過ごしてきた私の姿が、君たちのこころの強さに少しでもつながっているのなら、お母さんがあの日々を耐えてきたことに、大きな意味があると、思える気がします。
本当に強い人は やさしい人です
君たちの父親のように、見せかけの鎧をかぶらずに
そのやさしさで、本当の強さで、これからも自分で決めた道を胸を張って歩いていってほしいです。
強くやさしい君たちへ。
君たちは私の誇りです。
私のもとへ生まれてきてくれてありがとう。
君たちがどこへ行っても、私は君たちの帰る場所であり続けます。
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