- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.09.18
捨て犬を拾った時のこと
パール
学年の違う友達へ
私が小学4年生の時のことです。学校帰りに捨て犬を見つけました。飼いたいと思い連れ帰りましたが、母親からダメだと言われました。
理由は理解できました。当時我が家は父の仕事の関係で東北に住んでいましたが、両親の実家はどちらも九州だったのです。老いて体が不自由になってきた祖父母のため、しょっちゅう九州に行く状況だったのです。犬を飼ったとしても九州に連れて行くわけにも置いていくわけにもいきません。私が暮らす田舎町にはペットホテルなどなかったからです。
そこまで15人くらいの同級生がついてきていました。かわるがわる子犬を抱っこしたり、テンションが上がっていました。しかし私の家で飼えないとわかるとみんな色々と理由をつけ、慌てて帰っていきました。楽しいことは関わりたいけど、面倒はごめんだということでしょう。
私は一人で子犬を抱えて拾った場所へ向かいました。途中で同じ学校の6年生とすれ違いました。お互いに名前くらいしかしらない間柄でしたが思い切って「犬を飼えませんか」と声をかけました。その子の家では飼えませんでしたが、2時間かけて一緒に飼ってくれる家を探してくれたおかげで子犬の引き取り手を見つけました。
それ以降、私はその子と一緒にもらわれた犬に会いに行ったり、遊んだりするようになりました。
40代になった今、当時のクラスメイト達とは交流がありませんが、その子とはずっと親友です。あの時、子犬を飼ってくれる人を一緒に探してくれて本当にありがとう!
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