生きているのか死んでいるのか分からないけど

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いきなり姿を消した学友へ

お互いに精神の病を抱えていたり、趣味や様々な面で「マイノリティ」だったのは個性豊かな生徒がいたあの学校でも自分達くらいだったんじゃないだろうか……と今でも思う。

共通の友人に引き合わされて、まず音楽の話題で盛り上がれた時は本当に嬉しくて。そのジャンルを好むクラスメイトすらいなかった場所で、やっと好きなことについて語り合える友人が出来た幸せを、今でも鮮明に覚えている。

それくらいの嬉しい衝撃だった。

当時の自分は色々なことに追われて、多数の人のように青春というか恋愛に夢を見る前に「自分の性自認ってどっちだ」とか所謂LGBT的な疑問も抱えていた。
だから、彼女がレズビアンであると明かしてくれた時には、そうした方面でも似たような「仲間」なのだと一息つける友人に出会えたのも、思えば彼女が初めてだったのかもしれない。

今まで苦痛の記憶しかなかった学校生活というものに、わずかでも楽しい記憶を作ってくれたこと。それを今でも得がたい、きらきらしたものだったと感じている。

突然「○○に行く」と行って私からも共通の友人からも、そして学校からも姿を消した彼女。私たちは卒業してしまい、何度か送ったメールも届いたのか分からない。
勢いのままに飛び出していったというのも彼女らしいと少し笑ってしまえるけれど。今に至っては生きていてくれているのかどうかさえ分からないけれど。
有難う、戦友のようだった友人。

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