闘病を頑張ったお父さん、ありがとう。

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お父さんへ

73歳の誕生日が近づいた頃に体調不良が続き病院に行った父。大きな病院を紹介され、精密検査をし、末期の胃癌と判明しました。

手術は出来ず抗がん剤治療となったのですが、その辛い抗がん剤の治療も周りの家族に弱音を漏らさず頑張り、結局は頑張り過ぎ、入院になりました。

その後も「ホスピスに入院するのは嫌だから、家に帰って過ごしたい」との事で、母と私で介護をし、何とか本人の希望を叶えれるように頑張りました。

癌が判明するまで、ずっと自営業で頑張ってきた父は職人気質でとても頑固でした。家族のいう事は何も聞かず、私はこの人はどうして人のいう事を聞く素直さが全くないのだろうと呆れる事も度々でした。今回の闘病も最後まで入院はしたくないという頑固さを発揮し、父らしかったと思います。

最期は癌特有の言葉に出来ないだるさで、すごくしんどそうだった父。しかし、最後の最後まで、「大丈夫、大丈夫。」という言葉しか発しませんでした。亡くなる時は母と私の腕の中で涙を静かに流し、安らかに眠りにつきました。

お父さん、最期まで弱音を吐かず、偉かったね。いつも私を好きでいてくれてありがとう。次もお父さんへの子供で生まれらせてね。

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