- 01 お母さんへのありがとう
- 2019.08.02
口下手な私にはあまり上手く言えないけれど
今は亡き母へ
母さんが亡くなって、既に半年以上の時が過ぎました。
そちらでは上手くやっているでしょうか?
こちらは長男と次男と父さんの繋がりが薄れつつあって、少し心配な日々を送っています。父さんは「義理の関係でもなくなってしまったから」と言っていましたが、私はなんだか釈然としない感じです。
お医者さんに「良い家族だね」と頻繁に言われていたこともあり、私の家族の絆って、そんな程度のものなのかな?って思ってしまうのが正直なところです。家族みんなを繋いでいた母さんの存在は大きかったんだなと、ひしひしと感じています。
私も父さんも、なんとか生活しています。決して余裕があるわけではありませんが、カツカツなわけでもないのでそれなりの暮らしが出来ているのではと思います。
相変わらず私はうつ病で働けていないし、こうしてパソコンの前に座るのも精一杯です。頻度は下がりましたが、母さんがいない今でもイラストは描き続けています。小説は……ちょっと書けてないかな。
最近は料理するのが楽しいです。母さんの味には負けるけど、結構いい線いってますよ!
今の私が父さんと二人暮らしでもやっていけているのは、母さんが父子関係を良い方向に取り持ってくれていたからだと思います。
「父親は敬うべきもの」と教えられて生きてきたおかげで、父さんとの関係は良好です。ありがとう。これは絶対に母さんの教育の賜物です。
亡くなる前日に言ってくれたこと、今でも思い出して泣いてしまうことがあります。
「○○が母さんの一番の宝物だよ」
嘘でも本当でも、私は嬉しかったです。男兄弟の中、唯一生まれた女の子として、私は大切に育てられました。
そんな私が「本当は心は男であること」「男の子よりも女の子のことが好きだということ」を打ち明けたときも、否定せずに受け入れてくれましたね。それにどれだけ私が救われたことか。綴っても綴っても書き切れません。
これからも私は災難を被りながら生きていかなければいけません。病気も、社会に対しての不信感も、考える度に「生まれてこなければ良かった」と思ってしまうけれど。
それでも、あのとき言えなかったこの言葉を貴女におくります。
「私を産んでくれて、ありがとう」
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