素敵な先輩、ありがとうございました。

先輩へ

女性が多い職場で働いていたときのことです。
１０人以上の女性が集まると、相性の悪い人たちも出てきて、本人がいないときに他のみんなの前で陰口を言う人がでてきます。

今はここにいるから言われていないだけで、いない時になにか言われてるんだろうなとその陰口を聞きながら、暗い気持ちになっていました。

しかしある先輩が雰囲気を変えてくれたのです。

「芸能人で好きな人いる？私はジャニーズの〇〇くん。他の人は俳優の〇〇さんとか好き。あと宝塚好きな人もいるよ。」

全員に好きな芸能人を聞いて、そういえばあの番組で〇〇くんがかっこよかったとか、あの俳優のドラマが面白かったなどと、嫌な雰囲気になりそうな時に、職場の好きな人の話題にそれとなく変えてくれていました。

その甲斐があり、少しづつ陰口をいう雰囲気が薄まっていきました。

しかし、ある日また陰口を言い始めた人がいて、先輩がまたそれとなく話題を変えようとしてくれたのですが、陰口を止めようとはしなかった人対し、

「本人がいないのに言うのフェアじゃないし、仕事がやりづらくなるでしょ。そんな話をするよりも、みんなが楽しめる話をしようよ。」

と言って、誰も傷つかない話題を選んで、職場の雰囲気を良くしてくれた素敵な先輩でした。本当にありがとうございました。

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