唯一の親友にありがとう

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親友へ

中学時代、部活の練習の厳しさに堪えかねて休みがちになりました。部員の仲間や先輩達からなんで練習にでないんだ、さぼってんじゃねーって怒られて、次第に学校にも行かなくなりました。

不登校の間も貴方は毎日メールや電話をしてくれました。何やってるの?とか、今から遊べるとか。学校へ通っていた頃と全く同じ内容の会話を続けてくれました。

自分は部活と学校を休んだ後ろめたさや、同級生であるのにも関わらず、皆は自分よりも格が上の存在の様に感じてしまっていた引け目から前の様にフランクに、当たり前の様に声をかけたりする事が出来なかったので、貴方の方から喋りかけてくれた事はもの凄く感謝しています。

また、貴方は決して学校に来いとか部活に復帰しろとか言わずにいてくれた気遣いにも感謝しています。貴方にとっては特別な意味も無く、ただただ友達だから連絡をよこしていたかも知れないですが、自分にとっては結構な救いになっていました。以前の場所にまだ繋がりがあるんだと思うと心強かったです。

結局部活を引退する3年になるまで一年ほど不登校を続け、相談の上で受験があるからと復学しました。家の都合で既に貴方は転校していましたが、クラスメイトから復学初日に自分の事をよろしくと頼まれたと声をかけられました。転校しても尚、自分の事を気にかけてくれてありがとう。

貴方は親友と呼べる唯一の存在です。

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