愛してくれてありがとう

お母さんへ

私が小学１年生の時、お母さんは離婚を決めましたね。

まだ若かったお母さん。
子供二人連れて家を出て行くこと、どんなに勇気がいったでしょうか。
今ならわかります。

離婚したばかりの頃、私はショックでずっと泣いていました。
自分は他の子達と違うんだと悩んだりもしました。

でもすぐに新しい生活に慣れることができたのはお母さんがそれまでと変わらず、夜には本を読んでくれて、悲しい時は抱きしめて、常に愛を与え続けてくれたからです。

仕事をしながら、周りに頼れる人もいない中で、私たちを育てるのに必死だったと思います。

弟が中学生の時不良になってしまった時も、心折れることなくずっと弟に向き合い続けたお母さん。
私は放っておけばいいのにと、やけに冷めた目でお母さんを見ていました。

でもその時のお母さんの頑張りがあったからこそ、今私たち家族は仲良くやっていけてるのだと思います。

大人になって、人生に疲れて嫌になることがあって、自暴自棄になってしまうような時も、お母さんの愛情がいつでも私をこの世界に繋ぎ止めてくれました。

最近は仕事も忙しくて、なかなか会えないけど、いつも思っています。
お母さん、ありがとう。

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