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- 2019.07.12
ケガをして分かった街中に溢れるたくさんの優しさ
親切にしてくれたみなさんへ
普段は何気なく過ごしている日々でも、身体を悪くして気がつくことがたくさんあります。
つい最近、一時期ですが身体を悪くし色々な人の優しさに触れました。
負傷したのは足で、しばらく病院から松葉杖を借りての生活となりました。
まず困ったのが買い物です。
最近はインターネットで色々注文出来るので助かりましたが、届けられても受け取り時に外に出られず困りました。
インターホン越しに
「すみませんが、足が不自由なので玄関の中まで届けていただけませんか」そう言って配達の人に毎回お願いをし、荷物を届けてもらいました。
驚くのが配送の方全員が、私の包帯ぐるぐる巻きの足をみて「大丈夫ですか?」「お大事にしてください」と声をかけてくれました。
それから通院のため主人に病院に送ってもらう時、私の通う病院は駅の中に入っているのですが、駅のロータリーの身障者用スペースに車を止めてもらいます。
いつもロータリーは車でいっぱいなのですが、身障者スペースは必ず空いています。
私も時々主人の送迎で駅のロータリーに車を止めますが、ハタと、「私は今までちゃんとここを避けて駐車していただろうか」と不安になりました。
毎回このスペースに車が止まらず空いているのは街の人のマナーがいいからだと思います。
そんな当たり前のことも今まで気付かず過ごしていました。
また、病院では他の患者さんが、松葉杖をつく私をみて、一番移動に楽な席をゆずってくれたり、エレベータでは、小学生のお子さんがボタンを押してくれたりと、ケガをしてはじめて味わう親切がたくさんありました。
荷物の宅配の人も、駅のロータリーで駐車している人も、エレベータに乗っている子供も、今までだったら何も感じない人々でした。
けれど身体が不自由になってみて、この街の人の何気ない優しさに触れることが出来ました。
人って本当は優しい人が多いんじゃないかな。なんて思ったひとときでした。
親切にしてくださった皆さん、ありがとうございました。
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