私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう

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姉へ

お姉ちゃんが結婚をして半年が経ちました。飛行機の距離となってしまい、なかなか顔を機会がありませんがいつもありがとう。

お姉ちゃんと私は少し歳が離れていることもあり、小さい頃から私の第二のお母さんのように私の面倒を見てくれました。

お姉ちゃんの年齢では楽しくなかった遊びにもたくさん付き合ってくれたこと、勉強の苦手な私の宿題を教えてくれたこと、おそらく思春期だったのに一緒にお風呂に入ってくれたこと、いつまでも二人部屋なのに文句を言わず構ってくれたこと、とても感謝しています。

思えばお姉ちゃんも同じ子どもだったわけで、きっともっと両親に甘えたり、自分のわがままを言いたいこともたくさんあったと思います。でもあまりに幼く無力な私を前にしては、しっかりせざるを得なかったのではないでしょうか。そんなお姉ちゃんの気持ちも分からぬままに私はいつもあなたに寄りかかり、頼りきっていたと思います。

それも今なら分かるのですが、分かったときにはもう生活の拠点がこんなに離れてしまいました。歳の離れた分、お姉ちゃんの進学以降はずっと、もう人生の半分以上も一緒に暮らしていません。だから私は人格が形成された本当のあなたのことは実はよく知ってはいないのかもしれません。

でも子どもの頃の記憶、あの時確かに私の目の前にいてくれたお姉ちゃんのことは今でもちゃんと覚えています。小さなお母さんとなってくれて、私の世界で一人だけのお姉ちゃんでいてくれてありがとう。

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