本当に大好きだったよ！

5年生の時担任だった先生へ

これは私が小学5年生の時の話。
担任になったのは教員になって2年目の若い男の先生でした。
先生の第一印象はPUMA。
先生はスポーツウェアなどで有名なPUMAが大好きで、ジャージもスニーカーもパーカーもいつもPUMAを身につけていました。

私がとても田舎者だったせいか、先生に出会うまでPUMAを着こなしている人にあまり会った事がなく、それがとても都会的に感じ興味を持ちました。
休み時間などに先生とお喋りをしてみると、とても優しく自然体で打ち解けやすい雰囲気がり、気付けば先生を大好きになっていました。

もっとたくさんお喋りがしたいと思った私は、先生は忙しいなんて考えることも無く休み時間に野暮用を引っ提げては職員室に会いに行ったり、放課後には教室で作業をしている先生を見つけては絡みに行ったりしていました。
しかし、そんな私に対して先生は怒るどころかいつも嫌な顔ひとつせず優しく私に接してくれました。

ところが、さすがにこれを見かねた他の先生がある日私に注意をしました。
私はその時やっと先生に迷惑をかけていたことを知り、とても反省しました。
それからは先生に迷惑をかけることはやめました。

翌年、私は進級し担任も変わりました。
そして、大好きな先生は隣の学校の先生と結婚しました。
私は少し残念な気持ちになってしまったけどそれ以上何とも思わず、祝福することができました。

その後、転勤でどこかの学校に行ってしまい疎遠になってしまいましたが、お仕事で忙しい中私にたくさんの時間を割いてくれたことは今でも覚えているし大切な思い出です。
今思い出せば、本当にたくさんご迷惑をおかけして申し訳なかったなと思います。
それと共に、本当に私に優しく接してくれたこと、たくさん笑わせてくれたことを感謝しています。
あの時はありがとうございましたと言いたいです。

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