今になって身に沁みた親の有り難み

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亡くなった母へ

私が20代の頃病気で突然亡くなってしまった母に、ありがとうを伝えたいです。

あの頃私は、わがままばかりで、自分のことしか考えていなかった。未熟すぎて情けないけれど、専業主婦で家のことを支えてくれていた母に、感謝の気持ちなどなく、いい歳をして、ただ甘えていたんだね。

本当に恥ずかしい。お母さんがいなくなって、生活は一変。任せっきりだった食事や洗濯、家のことあれこれ。
夕食の支度が全然思うように出来なくて、怒りのあまり豆腐を床に投げつけたことがあった。どうして、お母さんを手伝わなかったんだろう、未熟な自分が情けなかったよ。

あれから私も親になることになり、出産、子育てを経験しました。私を育ててくれた今までの年月を思うと、母がどれだけ大変だったかを、身に沁みて感じるよ。

私が生きている今の時代より、コンビニや食洗機も中々無かったし、紙おむつや冷凍食品も出たばかり。宅配サービスや持ち帰りサービスもほとんどなく。離婚する夫婦も凄く珍しかった時代。色々と女性に大変さがあった時代だよね、と思う。

そんな中、私を育ててくれて本当にありがとう。生きている時にちゃんと毎日言えばよかった。ひどいことを言って大ゲンカした日もあった。言うことを聞かず心配ばかりかけ続けた私。本当にごめんなさい。

毎日の美味しい食事 手作りする大変さ、身に沁みて今感じます。全てのこと本当にありがとう。本当に本当に有難うございます。

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