私を見守ってくれてありがとう

父、母、兄弟たちへ

このたび、新卒から長く勤めた会社を退職しました。自分の我慢が足りなかったのかもしれませんがあそこではもう働けませんでした。急に「会社やめたよ」と言って帰ってきた私にみんなびっくりしていましたね。でも、1年以上前から考えていたことです。

父、母、兄弟たち、こんな不甲斐ない私をあたたかく見守ってくれてありがとう。誰にも相談せずに、次の仕事も決まっていないのに、急に退職を決めてしまったにもかかわらず、「少しゆっくりしたらいいよ」「次もすぐ決まるよ」「焦ることはないよ」と、誰一人として私を責めませんでしたね。

毎日毎日求人情報と向かい合って、焦るばかりの私がどれだけ救われたことか。給料と待遇の兼ね合いや、無理なくできる仕事、と思うとなかなか決まらず、身の丈に合わない企業を候補に入れたりもしましたが、家族のみんなが「人生で一番大切なものを優先しろ」と言ってくれたおかげで、気が楽になりました。

我が家族たちは皆個人主義で団体行動はできず、放任主義な人間ばかりですが、やはり「家族」なのだなあと実感しました。非正規雇用ではありますがなんとか次の仕事も決まり、年収大幅ダウンのため旅行に連れて行ったりはできないけれど、皆が安心できるように頑張って働きます。本当にありがとうね。

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