私へ

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自分へ

私がパニック障害と診断されたのは約10年前のこと。当時、仕事が忙しく睡眠もあまりとれていない中で必死にもがいていました。

そんな中、発作が起きてしまい仕事を退職しました。病院で診断されたパニック障害。そこから私は約10年間、パニック障害と共に生きてきました。

いろんなことを我慢しました。いろんなことが普通にできなくなりました。人は違うと感じたこともあり、何度も自分を責めることもしました。

でも、今私がいるのはずっと耐え続けてきた「私」がいたからです。自分に「ありがとう」なんて言葉をかける余裕もなかったけど、今になってその「ありがとう」の言葉の大切さに気づきました。どんなに苦しくてもつらくても逃げないでいてくれてありがとう。

まだ完治はしていないけれど、過去の自分に感謝できるくらい余裕ができてきました。それは私にとっては素晴らしい出来事です。

今、こうして幸せに暮らしていれるのは、過去の自分が自分を諦めないでいたからです。本当にありがとう。過去のつらいことも今の幸せに繋がっています。人の痛みに寄り添える人になりました。

この先、またたくさんいろんなことがあると思います。でも、私は自分への感謝の気持ちも忘れません。
いつもありがとう、これからもよろしくお願いします。

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