体を気にしてくれてありがとう

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主人へ

私は主人に対して、とても厳しいです。それは、男の人はだいたい大げさに痛みなどを表現するので、そのことについて嫌になり、ついイヤミをいってしまうのです。そのことは、生活をしていてずっと続いています。

ところが私が病気になったときは、とても心配してくれます。お粥を作ってくれたりして、看病をしてくれるのです。また老人になったときは、介護をしてあげるなどと言ってくれます。

私はそんな言葉を、主人に伝えたことはありません。明らかに、私は主人に対して優しくないのです。

しかしそんな主人のちょっとした優しさは、しっかり心に灯っています。いつも言えないけど、頼りにしているし一緒にずっといたいと思っている。

いつも厳しくしてごめんなさい、いたわりの言葉を言いたいと思っても、つい違う言葉を言ってしまうのです。

そんな主人には、悪いという気持ちとありがとうという気持ちをいつも思っています。

体を気にしてくれてありがとう。

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