若いお母さんでごめんね、そしてありがとう

長女へ

長女との出会いは、20歳でした。私が20歳、夫が17歳の頃でした。お互いに若かったので、生活費に困り、喧嘩ばかりで、楽しかった思いでは数えるほどしかありません。

離婚してから、私は正社員となり、保育園の行事にも参加出来ないほどでした。泣き虫で甘えん坊の長女は、兄弟の中で一番、私思いです。何一つ母親らしい事もできなかったのに。

そんな娘も今年で18になります。いつも、長女として、妹の面倒をみてくれて、私に心配かけないように18歳で就職の道を選びました。本当なら、進学したかっただろうと思います。

そして、私の誕生日には、毎年必ず12時ぴったりに「おめでとう」とメールをくれます。他の兄弟は、そんなに気にしてませんが、いつも長女だけ私の誕生日を覚えてくれています。ありがとうと私がいうと、「当たり前やろ」と返信がきます。そんな長女の優しさが、まだまだ、日勤と夜勤で忙しい私の励みになっています。

何にも出来なかった母親なのに、いつも一番心配してくれて、本当にありがとう。

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